フランスの家庭料理?伝説の家政婦・タサン志麻の人気レシピ7選

「予約の取れない伝説の家政婦」として評判を集めたタサン志麻さん。フランス料理を中心としたレシピ本も多数出版しており、人気を集めています。

今回はタサン志麻さん考案の人気レシピを紹介しますよ。

タサン志麻とは?

タサン志麻さんは、フリーランスの家政婦として活動している女性です。幼い頃から料理に親しむ環境で育ち、三ツ星レストラン「ジョルジュ・ブラン」で修業を積んで老舗フランス料理店やビストロで15年間料理人を務めていた方でもあります。

タサン志麻 夫は料理人を辞めてからアルバイト先の飲食店で出会った15歳年下のフランス人。お子さんは男の子が二人、女の子が一人いらっしゃいますよ。2021年には第13回ベストマザー賞(特別部門)を受賞しています。レシピ本はこれまでなんと10本以上出版されています!

タサン志麻の人気レシピまとめ

身近な食材を使って見事な料理を作り上げてしまうタサン志麻さん。なかでもフランスの家庭料理を再現したレシピに人気が集まっていますよ!ここでは、タサン志麻さんの人気レシピを一挙紹介します!

牛肉のカマンベールチーズ包み

まずは、日本テレビの番組「沸騰ワード10」で話題になった「牛肉のカマンベールチーズ包み」。牛ももの薄切り肉、カマンベールチーズ、トマトといった材料で見た目にも豪華な一品が出来上がりますよ!

作り方は、厚めの輪切りにしたトマトをカマンベールチーズで挟み、薄切りの牛肉でそれを包むという簡単なもの。塩こしょうなど好みで味付けし、200度に温めたオーブンで15分焼いたら出来上がりですよ!

肉とチーズとトマトの濃厚な三重層、食べ応え抜群の一品です!

シューファルシ

続いて紹介するのは、フランス風ロールキャベツ「シューファルシ」。とはいってもメインで使う野菜は、キャベツではなくレタス。レタスを丸ごと1個使い、その中に肉だねをたっぷりと詰め込みますよ。肉だねは合い挽き肉の他、玉ねぎに卵、白ご飯などで作ります。

ヘタの方に十字の切り込みを入れたレタスの中身の葉を少し取り出し、レタスの中に肉だねを詰めてトマト缶のトマト、水、野菜だしなどと共に弱火で一時間ほど煮込むと完成!柔らかレタスともっちり肉だねにトマトの味が良く馴染み、とっても美味しいですよ!

サンマとタプナードのオーブン焼き

お次は、サンマとタプナードのオーブン焼き。タプナードとは、フランス南東部のプロヴァンス地方を発祥とするペーストのことで、タサン志麻さんのレシピでは種抜きオリーブ、アンチョビ、ケッパー、にんにくを細かく刻んでオリーブオイルを混ぜ合わせて作られています。

両面に塩コショウをした開きサンマにタプナードを乗せ、ミニトマトに包みながら巻いて爪楊枝で留めたものをお皿に敷き詰めていき、そこへオリーブオイルを上からかけてオーブンで25分焼くと完成です!タプナードは他にもパンに塗ったりソースとして添えたり、様々な料理に使えますよ!

鶏とキノコのソテー

続いて鶏とキノコのソテー。鶏もも肉としいたけ、マッシュルーム、しめじを用いたレシピが紹介されています。

鶏肉は大きめの一口大に切り、両面にしっかり塩をふり、しいたけとマッシュルームは半分に、しめじは大きめの小房に分けます。フライパンにサラダ油を入れ、鶏肉ときのこを強火にかけ、焼きあがったものにパセリやにんにくを加えたら完成!

水っぽくならないようにキノコの汚れはペーパーでふき取る、鶏を焼く時は皮目を下に、など細かなこだわりポイントも。特に、焼く時は「炒めるのではなく、焼いてる間は触らない」というのがフレンチ流のようですよ!

れんこんの粒マスタード炒め

タサン志麻さんは「フランス風おせち」というものも考案されています。その中の一品、「れんこんの粒マスタード炒め」。なんでも、穴が開いたレンコンさんには「将来の見通しがよくなるように」という願いが込められているのだとか。

フライパンにオリーブ油を熱し、れんこんの両面をこんがり焼き色がつくまでじっくりと焼き、火を止めてから粒マスタードをからませると風味豊かに仕上がります。塩・こしょうやイタリアンパセリもちらして、めでたい一品の完成ですよ!

くわいのフリット

お次もフランス風おせちから「くわいのフリット」。くわいはまっすぐ芽が伸びるから「芽出たい」!フリットというのは油で揚げて作る洋風天ぷらのことで、フランスでは「ベニエ」とも呼ぶようです。

皮をむいて30分から1時間水にさらしたくわいを、水をきって耐熱皿に並べてラップをふんわりかけて600ワットの電子レンジで約5分加熱します。ころもの材料は小麦粉、片栗粉、炭酸水。加熱を終え乾かしたくわいに軽く小麦粉をかけてから、ころもをつけてふわっと揚げると完成ですよ!

鶏ハム

タサン志麻さんのレシピの中で人気No.1とも言われているのは、ズバリ「鶏ハム」。鶏むね肉をメインに使った料理で、さっぱりかつジューシーに仕上がります!

皮を取り除いて観音開きにした鶏むね肉にフォークで沢山穴を開け、片栗粉を満遍なくまぶします。その後、沸騰させためんつゆ50ml、水400mlの湯に鶏肉を入れ、フタをしてから火を止めて20分ほど余熱で加熱。ソースはプチトマト、大葉、玉ねぎ、レモン汁、オリーブオイル、めんつゆなどを混ぜて作りますよ。

しっとり柔らかい鶏むね肉に、トマトの酸味や大葉の風味などのさっぱりソースがベストマッチ!余熱で火を通すことが、鶏肉がプルンとした食感に仕上がる秘訣なんですって!

最後に

今回はタサン志麻さんの人気レシピを紹介しました。なんだか縁遠い気がするフレンチですが、意外と簡単に料理することができるのですね。タサン志麻さんのこれからの活動にも要注目です!