新型コロナの影響に始まり、ロシアのウクライナ侵攻など、世界的に経済が不安定なこのご時世。ガソリン価格高騰などからも、お金の面で将来の不安な思いをされている方は多いのではないでしょうか？
ひと昔前だと、資産形成といえば「株」と「不動産」の二つが投資としてメジャーでしたが、今はIDeCoやNISAにFXなど様々な選択肢がありますよね。
今日はその中でも、多くの方が「名前は聞いたことあるけど実際よく知らない」であろう、仮想通貨についてご紹介します。たとえ話なども交えながら、「全く知らない」「今から仮想通貨を始めてみたい」という方々向けにお届けしていきます。
目次
仮想通貨とは
そもそも、仮想通貨とはなんでしょうか？我々が持っている100円玉や1000円札のような目に見えて実在するお金（通貨）とは違い、インターネット上でのみやり取りできるお金の総称なんです。
最近、スマホゲームなどで「課金する」という言葉を聞くようになりましたが、その発想が最も近いです。Aというゲームの中で「ジェム」というお金の単位があったとしましょう。スマホなどでは、カード決済などを用いてこのジェムを追加購入し、そのジェムでレア装備を購入したりガチャを回したりしますよね。このジェムがまさに「仮想通貨」です。
より、現実世界に寄せた話でいくと、人生ゲームやおままごとなんかでも独自のお金を使いますよね。そのインターネット版だと思ってください（あれが本当の自分の財産になればいいと何度思ったことか・・・）。
これらを要約して、インターネット上のみで使える、現金の代わりに支払い等で使えるお金のこと、と理解していただければと思います。
仮想通貨と暗号資産の違い
私もよく混乱するのですが、この2つって何が違うんでしょうか？
結論から言うと「同じ言葉」です。もともと仮想通貨という名前が先走りしていましたが、英語ではcrypto-assetsやcrypto currencyなど呼ばれており、これを日本語に訳すと「暗号資産」になります。
他に法的に似た既存単語があるという点と、海外と認識を合わせるという2点で「暗号資産」という呼び名に統一していこう、という流れになったのです。なので、暗号資産と仮想通貨は全く同じ意味なんです。これはスッキリ！
主な仮想通貨 種類
ビットコイン
そんな仮想通貨の中で、圧倒的に有名なのが「ビットコイン」です。ビットコインは、仮想通貨の種類の一つであり、１ビットコインは数百万円の価値がついています。実は2009年から存在しているのですが、実際に我々のお茶の間でよく聞くようになったのは2019年～2020年くらいからでしょうか。
仮想通貨の種類は沢山あるのですが、その仮想通貨ごとにある役割や目的をもって運用されています。ビットコインが流通した一つの理由として、世界共通の通貨として使うことを目的としている点です。現行の現金紙幣は、円やドルなど国ごとに違って価値もバラバラですよね。ビットコインは、インターネット上で世界共通の価値でサービスの売買などが出来るようになることを目的に作られています。
また、ビットコインにはブロックチェーンという技術が活用されており、極めて複製が難しいという面でも注目されています。
アルトコイン
アルトコインとは、ビットコイン以外の仮想通貨の総称です。お伝えした通り、ビットコインはあくまで仮想通貨の種類の一つで、現在世界中に15,000を超える種類の仮想通貨が存在します。厳密にいうと、アルトコインはビットコイン誕生以降に作られた仮想通貨の総称です。
イーサリムやリップル、エンジンコインなど、もしかしたら見たり聞いたりしとことがある人もいるかも知れません。これらはビットコインと同じく、仮想通貨の種類の1つなんです。現金通貨でドルや円、ユーロなどと同じ類ですね。ちなみに、現金通貨だと＄や￥などと表示しますが、仮想通貨ではアルファベット3文字を使います。1ビットコインなら1BTC、１イーサリムなら1ETHと表記します。
アルトコインの魅力は、リスクは高いものの、ビットコインと比べて価値がまだそこまで高くないため、1年のうちに価値が何十倍何百倍になる可能性があることです。
先ほどもお伝えした通り、仮想通貨はそれぞれ役割や目的をもって作成されます。世界中の人が使いたい！と思うコンセプトのアルトコインを見つけ出して、一攫千金を狙う人も増えているとか。
最後に
仮想通貨をいきなり始めるのは怖いという方は、仮想通貨取引所をインターネットで見てみたり、コインマーケットキャップなどで仮想通貨の相場を調べたりしてみてはいかがでしょうか。キャッシュレス化が進む中、新たな通貨概念としてさらに話題になっていくであろう「仮想通貨」。時代に乗り遅れないよう、しっかり知識を深めてから試してみてくださいね。