ルパンにドラえもんも!?打ち切りになったアニメとその理由まとめ

長く人気が続いている人気アニメにも、放送打ち切りの過去があることをご存じでしょうか?ブラッククローバー 打ち切りなど噂されているだけの作品もありますが、本記事では本当に放送打ち切りになってしまった意外な名作アニメを紹介します!

打ち切りになった過去があるアニメ5作品

ドラゴンボール

1984年の連載開始から現在まで人気が続く『ドラゴンボール』。日本ではもちろん、海外でも多くのファンに支持される作品ですが、海外放送版では放送打ち切りとなっているのです。

本作はフランスで視聴率68パーセントを記録するほど圧倒的な人気を誇っていましたが、放送時間が教会へ行く時間と重なり、お祈りをサボる子供たちが続出。さらに暴力シーンが多かったこともあって保護者や政治家からのクレームが殺到し、放送打ち切りとなってしまいました。

遊戯王

今やカードゲームで世界的人気を誇る『遊戯王』にも放送打ち切りの過去があります。『東映版』と呼ばれる初代アニメではオリジナル展開が多く、原作ファンが離れてしまったことや、裏番組が『ウルトラマンガイア』や『YAT安心!宇宙旅行』といった人気番組であったことから放送打ち切りとなってしまいました。

さらに初代シリーズだけでなく、2017年に開始したシリーズ第6作『遊戯王ヴレインズ』も放送打ち切りとなっています。遊戯王はアニメが新しいシリーズになるごとに新要素が追加され、ルール変更が行われるのですが、その新要素が不評で遊戯王カード離れを引き起こしてしまったのです。

ルパン三世

今や多くの人が知っているアニメ・ルパン三世ですが、打ち切りになった過去があるのです。『ルパン三世 (TV第1シリーズ)』は1971年に放送開始しました。当初は大人向けに作られていましたが、人気を集めることができず、対象年齢を下げて路線変更をするも放送打ち切りとなりました。

しかし全国で再放送が繰り返されるうちに人気が高まり、5年後の1977年に『ルパン三世 (TV第2シリーズ)』が製作されたのです。この第2シリーズが高評価だったこともあり、現在まで受け継がれる人気シリーズにまで昇り詰めました。

ドラえもん

1979年からテレビ朝日系列で放送されている『ドラえもん』ですが、実はそれ以前にもアニメ化されています。1973年に日本テレビで放送された『日テレ版ドラえもん』と呼ばれる作品がありますが、放送からわずか半年で放送打ち切りとなっているのです。

放送打ち切りのきっかけは、日本テレビ動画の実質的な経営者だった新倉雅美が理由不明の失踪を遂げたことでした。さらに過去作品で発生した赤字が酷く、日本テレビ動画はその負債の返済に追われていましたが、『ドラえもん』がそこそこヒットしたおかげで赤字の清算が可能に。会社経営に嫌気が差していた後継の経営陣が会社を解散させることを決断しました。

ボボボーボ・ボーボボ

不条理ギャグバトル漫画『ボボボーボ・ボーボボ』のアニメは、2003年から2005年にかけてゴールデンタイムで放送されていました。

放送打ち切りの理由は、PTAの苦情があったためでした。「鼻毛真拳」や「オナラ真拳」といった下品なネタも多く、「子供に見せたくない番組」の調査でワースト10位以内に入ることも。「こんなアニメ見てたら頭がばかになる」との声もあり、2005年にはスポンサーが完全にいなくなる事態に。ですが『ボボボーボ・ボーボボ』はスポンサーが消えてから約半年間、製作陣やスタッフの自腹で放送を続けました。もう何から何まで狂気のアニメですね。

まとめ

放送打ち切りの過去があるアニメ作品を紹介しました。今は人気がある作品でも、低迷していた過去があったのは意外ですね。今は評価されていない作品も、いつかは有名作品になるかもしれませんね!