【日本一決定戦】新年の熱きレース!ニューイヤー駅伝の結果まとめ 

今年も元旦に開催された、第67回全日本実業団対抗駅伝競走大会。ニューイヤー駅伝とも呼ばれるこの大会は、男子駅伝の実業団日本一を決めるレースで、今大会はHondaが見事2連覇を達成という形で幕を閉じました。

そこで今回は、元旦恒例のニューイヤー駅伝2023の総合順位、区間通過順位、区間賞についてまとめてみました!

ニューイヤー駅伝2023の総合順位

今大会の出場チームは、36チーム。直前で33年連続出場を誇る安川電機が部内で新型コロナウィルス陽性者が出たため、出場を辞退することとなりました。

ニューイヤー駅伝は、箱根駅伝とは異なりシード権が無いため、東日本、中部、北陸、関西、中国、九州の全国6地区の予選を突破したチームに出場権が与えられます。

今回は2連覇を目指すHonda、2年ぶりの優勝を狙う富士通、選手層の厚さを誇るトヨタ自動車、九州大会で優勝の黒崎播磨が4強と言われていましたが、4区でトップに躍り出たHondaがそのまま首位をキープし、2大会連続2回目の優勝を果たしました。

順位チーム名タイム出場歴前回大会
1Honda4:48:0639年連続40回目1位
2富士通4:48:523年連続32回目12位
3トヨタ自動車4:50:1034年連続44回目5位
4三菱重工4:50:1314年連続27回目4位
5GMOインターネットグループ4:50:164年連続4回目9位
6SGホールディングス4:50:1728年連続29回目7位
7SUBARU4:51:322年連続22回目2位
8中電工4:51:3627年連続27回目17位
9トヨタ紡織4:52:4726年連続26回目11位
10JR東日本4:52:535年連続17回目19位
11トヨタ自動車九州4:52:5614年連続21回目8位
12日立物流4:52:5711年連続11回目10位
13Kao4:53:198年連続60回目24位
14黒崎播磨4:53:2612年連続35回目6位
15サンベルクス4:53:303年連続5回目30位
16旭化成4:54:3237年連続60回目3位
17中国電力4:54:5231年連続31回目16位
18コニカミノルタ4:54:5338年連続48回目21位
19NTT西日本4:55:2115年連続58回目15位
20九電工4:55:2448年連続54回目27位
21愛三工業4:55:3522年連続22回目22位
22マツダ4:55:3921年連続58回目14位
23大塚製薬4:56:353年連続28回目28位
24住友電工4:56:416年連続9回目23位
25トーエネック4:57:0611年連続13回目18位
26愛知製鋼4:57:132年ぶり38回目
27大阪ガス4:58:182年ぶり10回目
28ヤクルト4:58:4110年連続43回目13位
29NTN4:58:462年連続58回目20位
30埼玉医科大学G4:59:342年ぶり2回目
31JFEスチール5:00:384年連続46回目36位
32コモディイイダ5:01:444年連続4回目33位
33中央発條5:01:499年連続40回目29位
34西鉄5:03:302年連続19回目35位
35戸上電機製作所5:03:323年連続4回目32位
36YKK5:06:1831年連続33回目31位

ニューイヤー駅伝2023の区間記録

ニューイヤー駅伝は7区間、合計100kmのコースで争われます。群馬県庁をスタート&ゴール地点とし、前橋市、高崎市、伊勢崎市、太田市、桐生市の群馬県南部の主要都市を通過します。

1区(12.3km/群馬県庁→高崎市役所)

大接戦の1区は、2016年に世界で活躍できるトップアスリートの育成を目的に創部され、2019年から駅伝に参入したGMOインターネットグループがトップで2区のG.ロノ選手に襷を繋ぎました。

1区区間通過順位

順位チーム名通過タイム
1GMOインターネットグループ00:35:35
2Honda00:35:35
3ヤクルト00:35:35
4富士通00:35:36
5JR東日本00:35:37
6マツダ00:35:37
7トヨタ自動車00:35:37
8コモディイイダ00:35:39
9トヨタ紡織00:35:40
10SGホールディングス00:35:40

1区区間賞

順位選手名チーム名区間タイム
1村山紘太GMOインターネットグループ00:35:35
2小袖英人Honda00:35:35
3太田直希ヤクルト00:35:35
4塩澤稀夕富士通00:35:36
5片西景JR東日本00:35:37
6大隅裕介マツダ00:35:37
7田中秀幸トヨタ自動車00:35:37
8松村陣之助コモディイイダ00:35:39
9服部大暉トヨタ紡織00:35:40
10佐藤悠基SGホールディングス00:35:40

2区(8.3km/高崎市役所→前橋市公田町)

最短距離で、唯一外国人選手の起用が認められている2区はスピード勝負となり、順位変動が激しい区間となりました。トップで襷を受け取ったGMOインターネットグループは、18位まで順位を落とすことになってしまいました。

2区区間通過順位

順位チーム名通過タイム
1SUBARU00:57:41
2三菱重工00:57:42
3九電工00:57:47
4富士通00:57:47
5トヨタ自動車九州00:57:54
6日立物流00:58:02
7Honda00:58:03
8ヤクルト00:58:04
9SGホールディングス00:58:04
10JR東日本00:58:06

2区区間賞

順位選手名チーム名区間タイム
1B.コエチ九電工00:21:54
2B.キプランガットSUBARU00:21:59
3E.キプラガット三菱重工00:22:00
4M.アントニートヨタ自動車九州00:22:10
5B.キメリ富士通00:22:11
6K.シトニック黒崎播磨00:22:13
7R.キムニャン日立物流00:22:20
P.キプラガット愛三工業
C.ムワンギ中国電力
10A.クルガト中電工00:22:23

3区(13.6km/前橋市公田町→伊勢崎市役所)

今大会の注目の選手、男子マラソン選手で東京オリンピック6位のGMO・大迫傑(おおさこ すぐる)選手は、ここ3区で登場。11人ごぼう抜きの快走で7位まで順位を押し上げました。

3区区間通過順位

順位チーム名通過タイム
1三菱重工1:35:48
2SUBARU1:35:49
3Honda1:36:13
4SGホールディングス1:36:13
5トヨタ自動車1:36:16
6ヤクルト1:36:17
7GMOインターネットグループ1:36:19
8富士通1:36:35
9中国電力1:36:35
10日立物流1:36:43

3区区間賞

順位選手名チーム名区間タイム
1太田智樹トヨタ自動車00:37:40
2大迫傑GMOインターネットグループ00:37:57
3林田洋翔三菱重工00:38:06
4梶谷瑠哉SUBARU00:38:08
5鈴木塁人SGホールディングス00:38:09
6川瀬翔矢Honda00:38:10
菊地駿弥中国電力
8荻久保寛也ヤクルト00:38:13
9向晃平マツダ00:38:20
10田村友佑黒崎播磨00:38:27

4区(22.4km /伊勢崎市役所→太田市役所)

最長距離の4区には各チームのエースが集います。ここで連覇を狙うHondaが順位を二つ上げ、先頭に立ちました。区間賞を獲得したKao・池田耀平選手は10人抜きでチームを8位まで浮上させました。

4区区間通過順位

順位チーム名通過タイム
1Honda2:40:51
2三菱重工2:41:03
3トヨタ自動車2:41:03
4GMOインターネットグループ2:41:08
5SGホールディングス2:41:14
6富士通2:41:18
7黒崎播磨2:41:24
8Kao2:41:28
9SUBARU2:42:15
10中電工2:42:21

4区区間賞

順位選手名チーム名区間タイム
1池田耀平Kao01:04:04
2細谷恭平黒崎播磨01:04:37
3小山直城Honda01:04:38
4横手健富士通01:04:43
5西山雄介トヨタ自動車01:04:47
6吉田祐也GMOインターネットグループ01:04:49
7相葉直紀中電工01:04:56
8湯澤舜SGホールディングス01:05:01
9井上大仁三菱重工01:05:15
10難波天トーエネック01:05:18

5区(15.8km /太田市役所→桐生市役所)

東京オリンピック&世界陸上オレゴン大会の3000m障害日本代表、Hondaの青木涼真選手が区間賞の走りで先頭を維持。そのHondaをタレント集団のGMOインターネットグループと王座奪還を狙う富士通が追いかけます。

5区区間通過順位

順位チーム名通過タイム
1Honda3:26:38
2GMOインターネットグループ3:27:12
3富士通3:27:16
4トヨタ自動車3:27:19
5三菱重工3:27:33
6SGホールディングス3:27:34
7SUBARU3:28:28
8中電工3:28:30
9黒崎播磨3:28:35
10Kao3:28:53

5区区間賞

順位選手名チーム名区間タイム
1青木涼真Honda00:45:47
2塩尻和也富士通00:45:58
3今江勇人GMOインターネットグループ00:46:04
4二岡康平中電工00:46:09
5清水歓太SUBARU00:46:13
6丸山竜也トヨタ自動車00:46:16
7川端千都SGホールディングス00:46:20
8前田将太日立物流00:46:24
9山下一貴三菱重工00:46:30
10小野知大旭化成00:46:38

6区(11.9km/桐生市役所→伊勢崎市西久保町)

Hondaが首位を守り連覇に王手、そのHondaに前々回大会優勝の富士通が迫ります。区間賞の羽生拓矢選手ですが、東海大学在学中は一度も箱根駅伝を走れませんでしたが、社会人になって再び花を咲かせました。

6区区間通過順位

順位チーム名通過タイム
1Honda4:01:53
2富士通4:02:39
3三菱重工4:02:52
4SGホールディングス4:02:59
5GMOインターネットグループ4:03:18
6トヨタ自動車4:04:02
7トヨタ紡織4:04:15
8中電工4:04:34
9SUBARU4:04:54
10黒崎播磨4:05:07

6区区間賞

順位選手名チーム名区間タイム
1羽生拓矢トヨタ紡織00:34:58
2中山顕Honda00:35:15
3定方俊樹三菱重工00:35:19
4浦野雄平富士通00:35:23
5橋本大輝SGホールディングス00:35:25
6小椋裕介ヤクルト00:35:34
7河野琉威トヨタ自動車九州00:35:49
8三須健乃介JR東日本00:35:59
9髙木登志夫サンベルクス00:36:00
10尾関大成中電工00:36:04

7区(15.7km /伊勢崎市西久保町→群馬県庁)

7区の区間通過順位は、先に記載した総合順位と同じものとなります。Hondaが逃げ切り2連覇を達成。2位は富士通で王座奪還は果たせませんでした。3位は東京オリンピック男子マラソン選手の服部勇馬選手が快走を見せたトヨタ自動車となりました。

7区区間賞

順位選手名チーム名区間タイム
1服部勇馬トヨタ自動車00:46:08
2木村慎Honda00:46:13
潰滝大記富士通
4口町亮SUBARU00:46:38
5大畑怜士Kao00:46:53
6米井翔也JR東日本00:46:57
7渡邉利典GMOインターネットグループ00:46:58
8藤曲寛人トヨタ自動車九州00:46:59
9松村和樹愛知製鋼00:47:01
10岡原仁志中電工00:47:02

まとめ

今回は、箱根駅伝とともにお正月の2大駅伝として親しまれているニューイヤー駅伝2023の総合順位、区間通過順位、区間賞についてまとめてみました!

ニューイヤー駅伝の楽しみの一つに、箱根駅伝で一躍有名になった選手の登場が挙げられます。2023年箱根駅伝で活躍した主な選手では、駒大・田澤廉選手はトヨタ自動車へ、青学大の近藤幸太郎選手はSGホールディングス、岸本大紀選手はGMOインターネットグループ、中大の若林陽大選手はKao、助川拓海選手は安川電機で競技を続けていきます。

次回のニューイヤー駅伝では、田澤廉選手らの走りが見れるのでしょうか。来年のニューイヤー駅伝も楽しみですね!