ヘリコプター免許をアメリカ(海外)で取得しよう

ヘリコプター免許の取得を検討している人の中には、アメリカなどの海外で取得しようと考えている人もいるでしょう。留学訓練には訓練の費用が抑えられたり、短期間で免許を取得できたりといったさまざまなメリットがあります。
海外のパイロットスクールを選ぶ際のポイントや海外で免許を取得するために必要な準備などについて説明します。

ヘリコプター免許を海外で取得するメリット

ヘリコプター免許を海外で取得するメリットはいくつも存在します。ヘリコプター免許を取得するための留学先として一般的なアメリカでは、ヘリコプターの飛行訓練をする環境が充実しています。

その理由として、飛行場の数や航空機の数などが世界でトップクラスである点があげられます。そのため国内訓練に比べて短い期間でヘリコプター免許を取得できます。また、選べるパイロットスクールの数も多く、少ない費用でヘリコプター免許を取得しやすいです。他にも、アメリカの一部の地域は、年間を通じて天候が安定していて、ヘリコプターの操縦訓練を行うのに適しています。試験自体も国内に比べて簡単で合格しやすいです。

アメリカでは、ヘリコプターなどの航空機が日本ほど特別な乗り物ではありません。そのためヘリコプターのレンタルや中古販売が一般的に行われていて、訓練費用が安くなっている理由の1つになっています。ヘリコプターの実技試験を行う試験官も多くいるので、希望した日時に試験を受けやすいです。

ヘリコプター免許を取得した後、ヘリコプターの操縦士として働きたい場合にもメリットがあります。海外も就職先として考えれば選択肢の幅が広がるからです。
たとえば、カナダなら就労許可証を取得して教官になり、就労ビザや永住権を取得してそのままカナダで働き続けるという方法があります。航空学校に通う留学生の中には、この目標に向かって努力している人も少なくありません。

アメリカで取得したライセンスは書き替えることで日本でも使用できるようになります。書き替えるためには、航空法規の科目に合格すればいいだけです。実地試験を受ける必要はありません。
そして帰国して再訓練すれば、日本でもヘリコプターを操縦できるようになります。

海外のパイロットスクールを選ぶポイント

海外のパイロットスクールを選ぶ時は、信頼性がもっとも大切です。複数の斡旋会社に資料を請求したり、システムについて疑問があれば納得できるまで質問したりしましょう。斡旋会社はたくさんありますから、自分に合ったところを選ぶことが重要です。

たとえば、斡旋会社は訓練プランをパック料金で記載していることが少なくありません。しかし、パック内容は大きく異なっていることがあります。訓練費や渡航費だけでなく、宿泊費や教材費なども含まれているのかどうか確認しましょう。単純にパック料金が安いかどうかだけで判断せず、パックの内容を細かくチェックすることが大切です。

また、訓練期間の確認もしましょう。訓練期間が短すぎて期間内に訓練を終えることができなければ、追加料金を支払って延長しなければなりません。最終的な費用を安く抑えるために、追加料金が発生しにくいパックを選びましょう。

海外のパイロットスクールといっても、個人経営レベルのスクールもあれば、大きな総合航空学校まで存在します。どういったところが自分に合っているかは人それぞれです。自分に合ったパイロットスクールを選ぶためにいろいろと調べてみるとよいでしょう。

海外でヘリコプター免許を取得するために必要な準備


海外でヘリコプター免許を取得するためには、ビザが必要です。アメリカでの訓練ならM-1ビザと呼ばれるものを用意しなければなりません。パスポートなどの必要書類を揃えた上で、アメリカ領事館やアメリカ大使館で面接を受ければ、約2週間でM-1ビザが発行されます。必要書類の準備にかかる日数も含めると、約1か月の期間が必要となりますから、早めに準備を開始した方が無難です。

また、運転免許証を持っている人は、国際運転免許証を準備した方がよいでしょう。これは必須ではありません。しかし、身分証明として使用できるので、海外で車の運転の予定がなくても準備しておいた方がよいです。

他にも、その国で使用されている通貨を用意しておきましょう。クレジットカードも持っていると便利です。

英語について勉強し直しておくことも有効かもしれません。流暢に話せる必要はありませんが、簡単な質問はすぐにできるようになっておいた方が訓練が順調に進みます。

もしもの場合に備えて、海外旅行傷害保険にも加入しておきましょう。アメリカの治療費は高額になりやすいです。

留学の期間や費用について

留学の期間は、訓練の内容や進み具合によって大きく異なります。そのため一概にはいえませんが、アメリカで自家用操縦士訓練を受けた場合は3か月ほどかかることが多いです。

3か月も会社や学校を休めないという人も多いでしょう。そうした場合は、留学の期間を何度かに分ける方法が効果的です。お盆休みやゴールデンウイークなどの連休中に留学を行い、訓練を分割して受けてヘリコプターの免許を取得するのです。社会人や学生の中にはこの方法でヘリコプター免許を取得する人も少なくありません。

留学中は、訓練費以外にもさまざまな費用がかかってきます。とくに食費はすべて外食にすると高額になりやすいので、寮などで自炊するとよいです。

留学費用が十分ではない場合は、教育ローンを利用するという方法もあります。

国ごとの航空留学の特徴

日本人がヘリコプター免許を海外で取得しようとした際、人気のある留学先はアメリカとカナダ、オーストラリアです。

アメリカ

アメリカは航空機メーカーの数や飛行場の数などが多く、世界中からパイロットを目指す留学生が集まってきます。実技受験の受けやすさや費用の安さといったメリットが存在します。

また、和食のレストランが多かったり、日本の食材が豊富だったりするので、日本と同じような食生活を送りやすい点もメリットでしょう。

カナダ

カナダは、航空産業に力を入れていて、航空学校の数が充実しています。訓練にかかる費用も少ないです。
カナダでは、将来ヘリコプターのパイロットの仕事に就こうとしている人だけでなく、趣味でヘリコプター免許の取得を目指している人も少なくありません。日本に比べてヘリコプターのパイロットが身近な存在となっています。

費用についてもアメリカと同じくらい安いです。しかも安いだけでなく、カナダのパイロット訓練は世界的に見ても高水準です。高い技術を備えたパイロットになるためにカナダの充実した訓練を受けるのもよいでしょう。

カナダで飛行訓練を受ければ、英会話の能力も同時に高められます。飛行訓練に適したカナダにはさまざまな国の人が集まるため、いろいろな英語を聞き分ける練習が自然と行えます。

オーストラリア

オーストラリアは面積に比べて人口が少なく、質の高いフライトトレーニングを行いやすいです。また、オーストラリアは日本の航空法に合った訓練を行っているため、日本で実践する際に応用がききやすいです。

他にも、オーストラリアの試験はアメリカなどに比べて難しいため、高いレベルの知識や技術が身につきやすい傾向があります。

さらに、一年を通じて気候が安定していて、ヘリコプターの飛行訓練をしやすい環境です。
また、オーストラリアは治安がよいため過ごしやすく、ヘリコプター免許の取得にも安心して打ち込むことができます。

自分に合った海外のスクールを選ぶことが大切

ヘリコプター免許をアメリカやカナダ、オーストラリアなどで取得しようと考えている人は少なくありません。海外でヘリコプター免許を取得することには、いくつもメリットがあるからです。
海外のパイロットスクールを選ぶ時は、複数の斡旋会社のプランを比較したり、積極的に質問したりすることが大切です。海外訓練ならば、低費用かつ短期間でヘリコプター免許を取得することも可能でしょう。